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フェアフールドを知らずして、シドニーのグルメを語ることなかれ。 安くて、美味しいものを、腹いっぱい食べたい・・・そんな方にはこの一言で決まり。「10ドル札を持って、フェアフィールドに行こう!」。 フェアフィールドにあるレストランは数十軒。その多くは、東南アジア(ベトナム、タイ、ラオス等)と中近東(イラク、レバノン、トルコ等)の料理で占められています。驚くべきことに、ほとんど全ての店が安い。破格に安い。同じシドニーでも、シティやノースと比べたら、まるで別の国じゃないかと思うくらい安い。 例えば、私の職場でいま大人気のイラクレストラン、Aldhiaffah。この店に友達と数人で行って、もしお勘定が一人10ドルを超えたら、大したものです。私は今年2月、山歩き仲間5名(私を除き、全員が大食漢)とこの店に行って、魚料理や肉料理を鬼のように食べまくって、ヨーグルトシェークやイラクティーを飲みまくって、お勘定は一人11ドルでした。 その近所にあるNorouse Restaurantなんかもっと安い。サラダ1ドル、ホムス1ドル、ラム肉カレー(3人分)6ドル・・・という原価割れ価格。それでいて、サラダは新鮮ないい野菜を使って、盛りも気前がいい。ここのオーナーは、道楽でこの商売やってるんでしょうか?それとも、オーストラリアじゃなくて、イラクの物価で商売してるんでしょうか? フェアフィールドの駅裏にある二つの小さなラオスレストラン、Lao VillageとSong Fang Khongも、とっても安い。ビーフサラダから、牛タンから、麺類まで、ほとんどの品が6ドル均一。2人で3皿食べたら、かなりお腹いっぱいになります。 これらの店は、安いだけじゃなく、とってもAuthentic(本場の味)で美味しいです。もともと、お国の人しか相手にしない店ばっかりですから、英語メニューもろくにないし、あってもスペルミスだらけでよー分からんし、ウェイターのお兄ちゃんがあまり英語しゃべれなかったりするし、イラク料理屋なんかアラビア数字で値段書いてあるし、お客もお国の人ばっかり・・・だから、まったく妥協のない、本場の味なのです。雰囲気もとってもディープで、まるで海外旅行したような気分になります。その異国情緒が料理の味をさらにひきたてます。 シドニー人のなかには、フェアフィールド、という名前を聞いて、顔をしかめる人もまだ多いです。この町は、はっきり言ってイメージが余り芳しくありません。ノースに住んでる私の友人(オージー)は、「俺はパラマタ・ロードより南(フェアフィールド等)には絶対に行かない」と豪語してますし、また別の友人は、「フェアフィールドのあたりで売ってるガソリンは粗悪品で、クルマを痛める」と本気で信じています。この町の治安は、お世辞にもいいとはいえません。 でも、一旦この町を知ってしまうと、その不思議な魅力の虜になるでしょう。信じ難いほどの物価の安さ、新鮮な魚と肉、猥雑なエネルギー、異国情緒・・・私は、すでにこの町の常連です。毎週のように足を運び、特にイラクレストランのある通りなどは、商店街のおじさん連中、レストランの店員さんとも、ずいぶん顔なじみになりました。 フェアフィールド最高です。
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