雪国越後の山深く、静かにたたずむ赤谷村(現新発田市)。雪深いこの地に700年前から伝わる厳かな、しかしユーモラスな祭り「どんつき祭り」を見てきました。
「どんつき祭り」では、今年厄年を迎える村中の男衆(数え年で15歳、25歳、42歳、61歳)が上半身丸はだか、ふんどし一枚のいでたちで神社に集まり、社殿(実は築数百年のあばら家のような木造の小屋)の中で1時間余りの間延々と押しくらまんじゅうを繰り返し、厄払いをします。外気温は約0度、とはいえ40〜50人が肌をすり合わせてワッショイワッショイと押し合いをしていれば瞬く間に身体が火照ってきます。そこで登場するのが大きな雪の塊、それを天井に向けて放り投げると、はね返った雪の粉が男衆の頭の上にふりかかります。そのようにして火照った身体を冷やしてあげるのです。社殿の奥のほうでは神主さんを筆頭に、長老たち(もちろん服を着ている)が厳かな儀式をとり行っています。