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それでは、政令指定都市になるとどのような良いことがあるのか?そのメリットは挙げればきりがないが、一言でいえば、次の3点に集約される。
@経済的に千葉県から自立できる
政令指定都市になるということは、行政が経済的に県から自立できるということである。これまでは、柏市にしろ流山市にしろ国からの補助金等は千葉県を通じて配分を受ける立場に過ぎなかったのが、政令指定都市になれば県と同じ立場で国との予算折衝に臨むことができる。また、新たに政令指定都市になれば、インフラの整備などの面でで国からも優遇してもらえる(かもしれない)。
(例えば)都市モノレールなどをつくりやすくなる。例えば、柏の葉公園(レイソルのホームグラウンド)と柏駅をつなぐことにより、サポーターは渋滞に悩まされることなくサッカーを観戦できるし、また交通過疎と言われて久しい沼南町が柏駅とレールで直結できれば、通勤時間は大幅に短縮できるし、土地の価値は倍増する。実際、北九州でも広島でも千葉でも、政令指定都市になった都市はどこでもモノレールくらいつくっている(ちなみに広島は地下鉄まで持っている)。
A産業立地政策や環境問題など広域的な課題に取り組み易くなる
21世紀はグローバル大競争の時代、都市間競争も国際的なスケールで行われることが予想される。そのなかで、地域にどのような産業を戦略的に立地させていくかという課題は、柏市や沼南町といった現状の「こま切れ」の自治体の範囲では非常に難しい(例えば、市町村が細分化されている多摩地域などは地域全体の産業政策は無いに等しい)。また、ごみ問題や緑地保全などの環境問題にしても、個々の市や町の単位で解決することは困難である。実際、SANKS地域の住民は日常的に市や町の境界を飛び越えて、地域全域を移動しながら生活しているわけで、そうした現状を踏まえた行政区域にした方がいろいろな面で自然である。
(例えば)東京、筑波研究学園都市、成田空港を結ぶ三角地帯の中心にあるという地理的条件を生かして、情報産業、医療産業等の高付加価値産業をSANKS地域に立地させていく"テクノポリス"構想。こうした構想は県単位(例えば岐阜県)とか政令指定都市単位(例えば横浜市)などで成功しやすい。逆に細切れの市町村が協同して取り組んでも成功は難しい。こうした産業が立地できれば、何万人分の雇用が地域で生み出され、ラッシュに揺られて東京まで働きに出なくてもよい、という恩恵を被ることができる。
B街全体がグレードアップする:100万都市はかっこいい
政令指定都市になるということは、日本を代表する大都市として内外から認知されることを意味する。そこで、これまでの10数万の人口規模では考えられないような大都市特有の産業や施設などが立地することになる。また、100万都市になれば一国の首都や世界に名だたる都市と姉妹都市提携を結べる可能性もある(例えば福岡市の姉妹都市は韓国・プサン、中国・広州やニュージーランド最大の都市・オークランド等)。要するに、街全体が一気にグレードアップし、ネームバリューが増すのである。
(例えば)国際会議場などを誘致できる。例えば北九州市は現在のSANKS地域と似たような人口規模の5つの市が合併してできた街である。結果として100万都市になったことによって、大して便利な場所でもないのに国際会議場までつくってしまった。
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