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柏とパラマタ(豪州)を姉妹都市に!(2004/12/9) |
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オーストラリアの都市と姉妹都市提携してみませんか? 千葉県柏市は私の生まれ故郷で、皆さんもご存知の通り、東京の郊外にある、若さと活気あふれる商業の街です。一方、私がいま住んでいるオーストラリアのパラマタ市(City of Parramatta)は、シドニーの郊外では一番大きな街で、全豪最大規模のショッピングセンターに加えアウトレットモールもあり、買い物客でいつも賑わっています。最近では「シドニーの副都心」と呼ばれるほどオフィスビルが建ち並び、無数にあるオープンカフェやレストランで優雅なひとときを過ごせる「都会」であると同時に、湖や川、森林地帯など、大自然を楽しめる土地でもあります。 私は、このパラマタ市を、柏市の姉妹都市にしたいと考えています。その理由は、柏がこれからの時代、魅力的な都市づくりを進めていくにあたって、パラマタ市ほど最適なパートナーはいないと考えるからです。 まず、パラマタがどんな街なのか、説明していきますね。
【ここまで似ている!両都市】 私は2年前、パラマタ市に越してきて、驚きました。海外に、ここまで柏とそっくりな街があったのかと・・・パラマタ市街地の大きさは、柏とほぼ同じで、商圏人口も似たようなもの。市街地を少し離れれば、緑の多い閑静な住宅地になり、ロードサイドに大型店舗が並んでいるのも、柏とそっくり。柏の東郊に手賀沼があるように、パラマタの郊外には「パラマタ湖」がありますし、また「パラマタ公園」という、「柏の葉公園」と似た、大きな都市公園もあります。さらに、大都市の近郊でありながら、近所にショッピングセンターから学校から病院から映画館まで、何でも揃っていて、(東京やシドニーの)都心部に行く必要があまりないという点でも、両都市は似ています。 都市の文化という点でも、柏とパラマタは共通点が多い。柏は近年、「音楽とスポーツとファッションの街」として、独自の都市文化を育てる途上にありますが、パラマタでも似たような動きがあります。柏駅の東口ダブルデッキは、いつもストリートミュージシャンで賑わっていますが、パラマタの目抜き通りChurch Streetでは野外コンサート会場があり、休日にはいつも誰かしら演奏しています。また、近年の柏が個性的な古着屋・セレクトショップを多く揃え、「北関東のファッションセンター」と呼ばれていますが、パラマタもアウトレットモールの出現等により、「西部シドニーのファッションセンター」になりつつあります。さらに何と言っても、柏はJリーグ「柏レイソル」のホームシティですが、パラマタにはラグビーリーグ(シドニーで人気No.1スポーツ)のチーム「パラマタ・イールス」(Parramatta Eels)があります。両チームとも黄色と青のユニホームを着て、ここ数年低迷気味なのもそっくり! 柏とパラマタは、都市再開発、交通インフラ整備、市町村合併など、似たような課題を抱えています。柏の駅前では、これから大規模な再開発が行われますが、パラマタ市街地でも、Civic Place Planという、国内最大規模の都市再開発プロジェクトが進行中で、加えて官公庁や司法施設も大挙して移転してくる予定です。また柏の北部郊外には、来年新鉄道つくばエキスプレスが通り、沿線の住宅地開発がはじまりますが、パラマタの郊外でも、軍用地や工場の跡地に大規模住宅開発が予定されており、柏と同様、それら新興住宅地と中心市街地を結ぶ交通インフラの整備が急務になっています。さらには、市町村合併。柏市は来年3月、隣接する沼南町と合併することになりますが、パラマタ市も隣接するホルロイド市(Holroyd City)を近く合併し、「拡大パラマタ市」として再出発する予定です。 【柏とパラマタの比較】
【オーストラリアの古都】 パラマタは近代都市であるとともに、全豪で2番目に古い歴史を持つ「古都」でもあります(一番古い都市はシドニー)。英国人が初めてオーストラリア大陸にやってきた西暦1788年11月、アーサー・フィリップ提督率いる、総勢約1000名からなる船団はパラマタに錨を下ろしました。以降、農業に適した土壌のあるこの地に続々と入植者がやって来て、英国風の都市をつくりあげました・・・ そのため、パラマタには全豪に名の知られた歴史的建造物や名所旧跡が数多く存在しますし、「近代オーストラリアの歴史」のかなりの部分が、パラマタを舞台につくられました。いくつか例をあげると、
【コスモポリタン都市】 オーストラリアは移民の国です。主にヨーロッパからの白人移民によって発展したパラマタ市も、1970年代以降は、東アジアや中近東を中心に、世界中からいろいろな肌色をした移民がやって来て、今では大変コスモポリタンな都市になりました。2001年の国勢調査では、パラマタ市民の36.4%が外国生まれ、その出身国は140以上にも上ります。ちなみに日本の出身者は141名で、出身国別の順位は34位です。 いろいろな民族が集まって暮らす街だけに、パラマタでは世界中の料理が楽しめます。そのバラエティの豊かさは驚くほどです。マレーシア料理をはじめ、インド料理、レバノン料理、中華料理、韓国料理、イタリア料理、英国・アイルランド料理あたりがメジャーですが、その他にも日本、ベトナム、タイ、フィリピン、トルコ、イラン、ギリシャ、メキシコの料理が、市街地を歩いただけで楽しめます。 【姉妹都市=街づくりの戦略的パートナー】 パラマタがどんな都市なのか一通り説明しましたので、今度は姉妹都市提携の基本的な考え方について、私見を交えつつお話ししていきます。 そもそも、なぜ姉妹都市提携をするのでしょう?そのキーワードの一つは、「市民レベルの国際交流」でしょう。たとえば、海外の文化や暮らしを学ぶ、日本についてよく知ってもらう、柏の子供たちに海外体験をさせる等、いろいろなかたちの国際交流があるわけで、柏を含めて日本の多くの自治体が、姉妹都市を通じての国際交流に大きな成果を上げてきたと思います。 私は、それをさらに一歩進めて、姉妹都市を「街づくりの戦略的パートナー」として位置付けることを提唱します。たとえば柏はいま、「柏系音楽」、「柏系ファッション」、「柏系スポーツ」などをキーワードに、柏独自の都市文化を育て・発信しようと、官民あげて頑張っているわけですが、海外にも、柏と同じような目標を掲げ、一生懸命頑張っている都市があるわけです。そういう都市と、互いに知恵を出し合い、学びあい、互いの街づくりに活かせていけたらどれだけ素晴らしいことでしょう。 また、国内外のどの都市でも、いろいろな課題を抱えています。例えば柏の場合、新鉄道の開通に伴う住宅地や交通インフラの開発・整備や、市町村合併、市街地再開発、保育所待機児童の問題などが急務になっているわけですが、海外でも似たような課題を抱えている都市がたくさんあります。国情の違いを乗り越えて、海外の都市と互いに学びあいながら都市問題を考え、解決していけたらどれだけ素晴らしいでしょう。 そう考えていった時、パラマタこそが柏にとって最適な戦略的パートナーではないかと、私は思うのです。先に述べたように、パラマタは柏と同様、「スポーツ」、「ファッション」、「歴史」などをキーワードに、独自の都市文化を模索しているところですし、また柏と同様、大規模開発や市町村合併、児童福祉などの課題に真剣に取り組んでいます。また、行政だけでなく市民有志の活動も盛んで、「わが町をもっと盛り上げよう」、「カッコよくしよう」と、頑張っている人たちも多い。 そんなパラマタの人たちと柏の市民有志が、熱く交流できる場をつくっていきたいと私は思うのです。姉妹都市提携は、その第一歩として有意義なものになるはずです。 もし柏−パラマタの姉妹都市提携が実現すれば、柏市にとっては第3番目の、パラマタ市にとっては第9番目の姉妹都市提携になります。ですが、柏にとってオーストラリアとの、或いはパラマタにとって日本との姉妹都市提携は今回が初めてで、その意味でも大変エポックメーキングな出来事になるでしょう。 日豪間の姉妹都市提携は非常に盛んです。柏の近辺でも、例えば松戸市がホワイトホース市(メルボルン近郊)と、沼南町がカムデン(Camden Council, シドニー郊外)と、すでに姉妹都市になっています。特に後者は、柏にとって大きな意義をもつと思います。 というのは、柏市と沼南町は、来年3月に合併します。したがって、カムデンとの姉妹都市関係は、沼南町から「拡大柏市」(柏+沼南)に引き継がれることになるでしょう。となると、沼南の人がこれまで、カムデンとの交流のなかで培ってきたネットワークやノウハウが、そのまま柏−パラマタ間の姉妹都市提携にも活かせることになる・・・さらに特筆すべきは、パラマタとカムデンとは「目と鼻の先」にあることです。両者はクルマでわずか40分の距離です。今後、柏から渡豪する友好親善使節の皆さんは、パラマタで都会の夜を楽しんだあと、カムデンの大平原でファームステイをしたりできるわけです。 【姉妹都市になったら何ができる?】 柏−パラマタの姉妹都市提携が晴れて実現した暁には、例えば次のことが実現できるのではないでしょうか。
いずれも、熱狂的なサポーター層を持つ市民球団ですが、その歴史はパラマタ・イールスの方がずっと古い。当チームの発足は1947年。まだモータリゼーションが進まず、サポーターの多くが馬に乗って都市間を移動していたような時代から、ずっとパラマタでプレーし続けているわけです。それだけに球団経営から、市民に愛されるチームづくりに至るまで、一日の長があり、柏レイソルとしても、学ぶべき点が多いにあります。 でも、そんな堅苦しいこと言わなくとも、スポーツを楽しむ心、ホームチームを愛するう心は万国共通です。ここはひとつ、オージーと一緒に、大いに盛り上がりましょう。Go the Eels! (かく言う私自身も、Eelsの熱狂的サポーターです・・・)
柏では、パワーあふれる若者文化を街づくりに活かすべく、1998年、地元商店会、大型店、金融機関、商工会議所がメンバーとなり、柏駅周辺イメージアップ推進協議会が設立され、ストリートミュージシャンのライブコンテストなど、様々な試みを行い、成功をおさめてきました。 一方パラマタでは、ややアプローチは違いますが、Parramatta Firstという、50万ドル以上を投じた都市マーケティング戦略を打ち出しました。都市パラマタのイメージアップ、国際的認知度の向上を通じて、この地により多くのビジネスを呼び込もうと努力しています。両者がうまく交流できれば、お互いの都市のイメージアップを狙う上で、有益な結果が期待できるでしょう。
ともに商工会議所同士です。いずれも、街のビジネス発展に大きな役割を果たしており、特に柏商工会議所は、街づくり提言なども盛んに行っています。特に若い人(青年部など)同士がうまく交流できたら、大きな力になりそう。
オーストラリアやパラマタをキーワードにした、各種のイベントが柏の駅前で開催できるでしょう。食の祭典でもいいし、アーティストの来日公演でもいいし、オーストラリア留学フェア(パラマタ側は、こういうの喜びそう♪)でもいい。切り口はそれこそ無限にあると思います。
パラマタ市は、すでに世界8つの都市と姉妹都市提携を結び、その各都市が毎年、パラマタを舞台に特色溢れる企画を行っています(タイのロイクラトーン・フェスティバル、韓国フェアなど)。柏が姉妹都市になれれば、柏から発信するイベント企画を、パラマタで行えることになります。その切り口は、例えばストリートミュージシャンのコンテスト、ファッションショー、演劇・・・等々。いずれも、柏が得意とする分野ですよね。 活気あふれる柏のパワーが、南半球で爆発する!! 【最後に・・・私自身について】 鈴木 学(スズキ マナブ)。柏の出身です。 姉妹都市提携の話になれば、これくらいはやれると思います。 −パラマタ市当局、関係者との連絡 |
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