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ポスト・バブルのシドニー不動産事情

最終回:「西」の将来を買おう!


 誠に不本意ながら、この連載は今回をもって打ち止めにさせていただきます。というのも、私は来月末より、仕事の関係で中国(大連)に行くことになりました。「シドニー不動産事情」という連載自体、私自身がシドニーにいないと基本的に成り立たないものです・・・まだまだ書きたいことは山ほどあるだけに、実に残念です。

 あと一ヶ月足らずでシドニーを後にする私の最後のメッセージは、ずばり一言。『シドニー西部に不動産を持とう!』。

 先進国としては珍しく順調な経済成長を続けるオーストラリアですが、なかでも最も力強い成長をみせているのがシドニー西部地域です。その中心都市Parramattaで、先日、驚異的な数字が発表されました。2004年末時点での失業率1.9%!これは事実上の「完全雇用」状態です。Parramattaは、シドニーを代表する富裕地域であるNorth ShoreやNorthern Beachesを抜いて、一躍、全豪で最も失業率の低い地域となったのです。

 今や「完全雇用都市」となったParramattaですが、ここはつい数年前まで失業率も高く、経済的に貧しい地域でした。それがいきなり全豪No.1ですから、近年の経済発展がいかに目覚しいものであったかを物語っています。データを見ると、豪州全体の失業率が9.5%(1996)→6.9%(2001)→5.3%(2004)と推移してきたのに対し、Parramattaは10.3%(1996)→3.6%(2001)→1.9%(2004)と、劇的な改善ぶりを見せています。「西部は貧しく、失業率も高い」というのは、もはや完全に過去の話になりました。

 Parramatta大発展の背後には、西部地域全体の人口増加と経済発展があります。ここ数年、シドニー西部の人口と経済規模は大きく伸び、ブリスベンを抜いて全豪3位に踊り出ました。この発展トレンドは、少なくとも今後数十年は続くでしょう。20年後、シドニー圏の人口は現在の430万人から600万人に達すると予測されますが、その人口増の6割以上を西部が占めるだろうと言われています。シドニーの東西南北を見渡しても、今後数百万単位の人口を新たに収納できる広大な後背地を持つのは西部だけなのです。

 西部は、いまシドニーで一番元気で活力あふれる地域です。ここ2〜3年だけをとっても、Rhodes Shopping Centreの新装オープン、Blacktown Westpointの店舗大拡張、ParramattaやBurwoodの駅前再開発、Baulkham Hillsのビジネスパーク建設、そして驚異的な規模のAuburn再開発など、大規模開発プロジェクトが目白押し。加えて、Cabramatta、Fairfieldなどエスニック系の市街地もワイルドな活気に満ちています。

 「発展する西部の将来(不動産)を買うなら今だ!」と私は思います。特に、西部の中でもシティに近い地域、或いはシティとの幹線上にあって便利の良い場所の資産価値は、短期的にはバブルの調整もあって多少下がるかもしれませんが、長い目でみれば必ず上がると思います。特に、シティとParramattaを結ぶ幹線上のエリア(陸路、水路含む)は、「将来の発展が約束された土地」とも思います。

 私は先日、Summer Hillの駅前に2ベッドのユニットを買いました。このユニットと、現在住んでいるParramattaの3ベッドタウンハウスは、共に「発展が約束された西の幹線上」にあります。シドニーに移住して4年半、不動産バブルの最中に苦労して手に入れたこの2物件を大事に守りつつ、これからもお金を正しく投資していきたいと思います。

 Dreaming with the growing West!・・・時代は変わりました。西部がシドニー全体の経済を引っ張る時代が、ついにやって来たのです。今後数十年も、そうであり続けるでしょう。私は、シドニー西部の経済発展の分け前をいただきたい。だから、世界中のどこへ行っても、この地域に熱い視線を注ぎ続けます。

 長い間のご愛読、ありがとうございました。

−完−
Summer Hillの住宅街
未来(西)へつづく道・・・

著者:まなちゃん@Parramatta
ホームページ:http://www.manachan.com
eメール:mana33chan@aol.com