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9月中旬以来、毎週土曜日はノーザンビーチでの家探しと相場が決まっています。大体午前10時から、お昼をはさんで午後2時3時まで、少ない日で3軒、多い日で10軒近くの家を見ます。その間、11月初めにベトナム旅行しましたが、その週を除けば毎週欠かさず行ってますから、もうかれこれ10週間近くなりますなあ。これまで、ビーチエリアで見た家は50軒を下らないでしょう。
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ノーザンビーチから、我が家へ帰る道はとっても長い。シドニーを東から西へ横断するようなかたちで、最短でも33km、スムーズに行っても45分のドライブです。シドニーの郊外は、我が家よりも西へずっと(さらに30km以上)続いてますから、改めてこの都市のサイズに脱帽です。 |
家路につく時、私も妻もいつもお腹を空かせています。ノーザンビーチでの家探しが忙しくて、お昼を抜いてしまうことが多いからです。さらに言うと、このエリアにはあまり「安くて美味しいもの」がないことも、お昼抜きに拍車をかける原因の一つです。我が家は夫婦そろって、とにかく食い物に関してはむちゃくちゃ貪欲で、毎食毎食、美味しくて安いものを食べるのに異常なまでの情熱を燃やします。二人とも、「生きるために食べる」のではなく、「食べるために生きている」人間です。それだけに、「多少お腹が空いても、納得できる美味しいものを食べたい」という気持ちが強いのです。
その「納得できる美味しいもの」は、シドニーの西の方に多い。いや東の方にも美味しいものはたくさんあるんだけど、お金持ちの住むエリアだけにお値段が張ることが多い。で、私も妻も、お値段が張ってしまうと、例えばお勘定が一人あたり$40を超えてしまうと、悲しいかな、「美味」よりも「浪費」という気持ちが先に立ってしまい、味が分からなくなるという「持病」があるのです(泣)。
ビーチエリアから帰る途中、チャツウッド(Chatswood)という、アジア料理を中心に結構美味しいものが揃っている街を通り過ぎます。お腹がグーと鳴ります。でも、「我慢我慢。もう少し西、イーストウッド(Eastwood)やパラマタ(Parramatta)まで行けば、同じものがもっと安い値段で食べられる!」と自分に言い聞かせます。で、結局どうなるかというと、イーストウッドで韓国料理を食べるか、パラマタでマレーシア料理を食べるか、あるいは自宅で簡単なものをつくって空腹を満たすわけです。
ビーチエリアから我が家のあるパラマタの街に戻ってくると、ある意味、ホッとします。まずこの街は、私たちと同じアジアの顔が多い。そして、アジア人の胃袋を満たすためのアジア食材店や安食堂が多い。そういうお店で売ってるお米や味噌、醤油やネギ、胡麻油などを見ると、なぜかホッとする。そんな時、自分はアジア人なんだということを再認識する。同時に、ノーザンビーチが基本的に白人ばかりのエリアだったということに、改めて思いを馳せる・・・
またパラマタには、インド人やアラブ人、アフリカ人もたくさん住んでいます。スーパーマーケットで、ベールをかぶったマレー人の女の子が担当するレジで、インド人の親子連れがヒンディー語で話しながらお勘定している間に、その近くの空き地で中国人とアフリカ人の子供たちがボール遊びをしている、みたいな風景が当たり前です。それを見るにつけ、「ノーザンビーチでは、こんなマルチカルチュラルな情景が果たして見られるだろうか?」などと思ったりします。
雑多な民族が入り混じって住む都市だから、食の選択肢は非常に豊富です。パラマタの中心街に立つと、「ここから歩いて15分以内で、中国食材も韓国食材も東南アジア食材も、インド食材もアラブ食材もギリシャ食材も、イタリアや東欧のチーズやハムも、世界各国の甘味系スナックも全部揃う!」という事実が、私をこの上なく幸せな気分にさせてくれます(※日本食材の店はまだないので、韓国・中国系の店で揃えてます・・・)。
いい街だ・・・と私は改めて思いました。私の胃袋と味覚中枢がこう言います。「わざわざ遠いビーチエリアなんか行かずに、この街にずっと居たら?」と。でも、私の頭のなかに、まだまだ海のある暮らしに憧れる部分があるらしいのです。「いや!やっぱりビーチエリアに引っ越さなくては。パラマタは確かにいい街だけど、でも海がない。せっかくシドニーに住んでいるんだから、海のそばに住んでみないと、一生後悔するぜ・・・」。
私は、葛藤と迷いを自ら振り切るべく、毎週毎週、遠いビーチエリアにせっせと通い続けたのです。
日本で放映されたかどうか分かりませんが、韓国の有名なTVドラマで、「火花」というのがあります(主演:李英愛、車仁表)。2000年に韓国SBSテレビで放映されたもので、簡単なあらすじをいうと、お互い婚約者のいる二人の男女が、タイを旅行中に、「ちょっとした出来心」で、一夜を共にします。本来なら、それっきりになるはずだった。二人は、お互いの婚約者の元へ帰っていくはずだった。ですが、いろんな複雑な情念の絡みで、ドロドロの三角関係、もとい四角関係の泥沼に陥っていく・・・というものです。
今回の家探しでも、「ちょっとした出来心」が、事態を意外な方向へ展開させていく結果になりました。その出来心とは、「ノーザンビーチでなく、パラマタで家を見てしまった」ということでした。
先日、妻とパラマタのリバーサイド遊歩道を歩いていた時に、マンションの売り出し広告を偶然見つけました。それは、妻がかねてから、「ここでユニット(マンション)でも買えたらいいね」と言っていた、全面リバービューの3階建てユニットです。美しく整備されたパラマタ川と、そのユニットの間に遮るものは何もない!(あるのは樹木だけ)。おまけに遊歩道だけを通って買い物にもフェリーターミナルにも行けるという、パラマタではこれ以上望むべくもない、最高の立地です。
折りしも、パラマタの街にとってエポックメーキングな出来事がありました。11月16日、シドニー初のプレミアム・アウトレット(高級品を主に扱うファクトリー・アウトレット)と呼ばれる、BrandSmartがパラマタ・リバーサイドにオープンしたのです。まだオープン間もないこともあって、11月28日現在、まだ47店舗中15店舗しか出店していませんが(出店率32%)、今後クリスマス商戦に向けて、有名店が続々とオープンするはずです。
「ブランド」や「アウトレット」という言葉を聞いて、日本在住の皆さんはグッチとかプラダとかルイ・ヴィトンとかシャネルみたいなものを想像されるかもしれませんが、オーストラリアのアウトレットは、それよりずっとカジュアルなものです。BrandSmartはプレミアム・アウトレットと銘打ってはいますが、実際あるのはFILAとかLevisとかJeans
Westのようなスポーティーなメンズカジュアル系や、Mens Avenueなど紳士服系の安売り店が主で、女性ものでもCalvin Klein
Jeansで$30前後のお値打ちジーンズを買うとか、Bendonで$5のブラジャーを買うみたいなノリですから、少なくとも何万円もはたいて純正ルイ・ヴィトンのバッグを買うような世界とはほど遠いのです。
私がBrandSmartの登場を非常に嬉しく思うのは、「これでまともな品質・デザインのものを安く買えるようになった!」からです。私はもともと、俗に言う高価なブランド品にはまるで興味がない人間で、お洒落にも無頓着な方ですが、それでも現代日本という、過剰なまでに豊かな消費文化の中で育った人間ですので、普段身に付けるものに関しては、高価なものである必要はないにせよ、それなりの品質やデザインを求めます。で、日本で売っているものは高品質が当たり前だけれど、オーストラリアで売っているものは常にそうとは限らない。時にとんでもない粗悪品もあれば、「こんなの着れるか!」と叫びたくなるような粗悪デザインのものも結構あります。特にK-Martなんかで売ってる安物は、たいていの場合買う気にもなりません。
パラマタにはWestfieldという、シドニーもとい南半球でも最大規模と言われる巨大ショッピングセンターがあって、アパレル系の店もたくさん入居しているのですが、正直言って、あまり買う気になれません(買いたいと思うのは、せいぜいGowingsくらい?でも撤退してしまった・・・)。値段の安いものは本当に安物で、ちょっとマシなものはやたら高価、というのが私の印象で、そのため日本やアジア方面に旅行に行くたびに、安くて良い服や靴を買いだめする・・・これを4年間ずっと続けてきました。
一方、先日登場したBrandSmartには、「買いたい!」と思えるものが結構ある。しかも値段は割安で、モノによっては日本のアウトレットよりも安かったりする。「まともなものを適正価格で買う」ことに飢えていた私にとって、BrandSmartはまるで救世主のようです。
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BrandSmart入口
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リバーサイドにある!
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各種ブランド店が勢ぞろい
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ワガママラーメンも出店予定!
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妻も同じように思ったようです。前回お話ししたように、ノーザンビーチにあるワリンガモールは確かに素晴らしい。パラマタの巨大(お化け)ショッピングセンター・Westfieldなんかよりずっと魅力的です。でも、パラマタにBrandSmartができたことにより、彼女の心のなかでのショッピング・パワーバランスがにわかに逆転したようです。すなわち、
Warringah Mall > Westfield Parramatta だけど、
Warringah Mall < Westfield Parramatta
& BrandSmart
というわけなのです・・・お分かりいただけたでしょうか?
ところで、さきほどお話しした「全面リバービューの3階建てユニット」というのは、BrandSmartから遊歩道を歩いてわずか2分の距離です。BrandSmartと同じ建物には、私が「シドニーで一番素晴らしい生鮮食品スーパー」と絶賛するHarris
Farmがあります。主要な買い物スポットに、車道を通らずに行けるという、その圧倒的な利便性・・・私は「ここまでの好立地なら、インスペクション(内見)してもいいんじゃないか」、という気になりました。
で、不動産屋に頼んでインスペクション(内見)を行いました・・・そこにあったのは、想像を超える素晴らしい景色でした。台所からは南側と西側の二面に、遮るもののないリバービューが広がり、その他、リビングからもバルコニーからも、メインのベッドルームからもリバービュー!まるで一流ホテルのようです。やや下流にあるフェリー乗り場は木立の影に隠れて見えませんが、寒い季節になると葉が落ちてフェリーの出入りを一望できるという・・・パラマタでは間違いなくBest
of the Bestの絶景でしょう。
この物件は最上階にあり、2ベッドルーム(すべて収納付き)にリビングと台所、かなり大きな浴室とランドリーがあり、幅1.5mくらいの広々としたバルコニーがあります(ダイニングテーブルが余裕で置ける!)。下の階には2台停められる車庫(Lock
up garade:施錠できる車庫)に加え、2坪くらいある物置があり、収納も十分。築年数は20年以上経っていますが、当時の建物にしては本当に贅沢なつくりだったと思われます。今はオーナーの老婦人が一人で住んでいて、リタイア後の人生を田舎で過ごすために売るんだそうです。
そのお値段はというと、ビーチエリアで私が一番気に入った広め1ベッドルームユニットとほぼ同じなのです。そのユニットは、オーシャンビューこそありませんが、Dee
Whyビーチから歩いて約4分という立地で、築年数は同じくらい(23〜25年)。リビングは広めでバルコニー付き(狭いけど・・・)、浴室・ランドリー付きで1台置ける車庫(施錠はできないけど、屋根はある)付きという、「まあまあマトモな」内容です。しかし・・・
ノーザンビーチでオーシャンビューのない1ベッドルームの値段=パラマタで絶景リバービュー付きの2ベッドルームの値段
という等式に、私は唖然としてしまいました。何という価格差!「ビーチが近い」という理由で、同じ値段を出しても1部屋減り、車庫も一台分減り、オーシャンビューもなくなるのだとすれば・・・それでもビーチにこだわるのが果たして得策なんだろうかと、私は考え込んでしまいました。
しかし、マーケットで同じ値段がついてるってことは、「高い値段を払っても、どうしてもビーチに住みたい!」と考える人が、相当多いってことなんですよね。そこで私は自問自答してみました。ビーチエリアに住むということが、自分や妻の人生にとって、どれほど大きな意味を持つのだろうか?自分がいま住んでいる、何でも揃って便利で物価も安くて住みやすいこの街で、超一等地に素晴らしい景色のユニットが買えるのに、たとえ1部屋減っても、オーシャンビューがなくても、それでもビーチ近くに住む価値があるのか?老後はどうしても波打ち際で過ごしたいのか?
私は熟考の末、パラマタの2ベッドルームユニットを選びました。確かに、海は素晴らしい。でも、私は海辺の暮らしよりも食べ物の方が好きだ。そして、世界各国の美食は、パラマタにあって、ビーチエリアにはない。妻はどうか?彼女は海辺の暮らしよりもショッピングの方が好き、そしてパラマタのショッピングの魅力はビーチエリアを上回る・・そう考えれば、答えは自ずから明らかではないか!
私は11月28日(日曜日)、パラマタのユニットにオファー(いくらで買いますという意思表示)を出しました。しかしそれと時を前後して、意外な伏兵が現れたのです・・・
先週、散歩していて偶然発見したのですが、私の家から歩いてわずか2分の閑静な住宅街に、土地付き、ダブルブリック(二重レンガ)、3ベッドルームの一戸建ての家が売りに出されました。値段を確認してみると、「あれっ」と思うくらい格安でした。
その家がどのくらい安かったのかというと、「今から2年前(2002年後半)の値段とほぼ同じか、それよりかえって安いくらい」だったのです。私は2年前にこの辺で家探しをしましたし、その後もオークションの成約価格を常にチェックしてきましたが、Parramatta
Eastと呼ばれるこのエリアの一戸建て価格は、2002年後半から翌03年の後半にかけて約15%上がってピークを迎え、それから一年後の現在にかけて、5%程度下がりましたので、02年後半と比べると、まだ平均して10%高いのが相場です(我が家は15%くらい上がりましたけど・・・)。したがって、02年後半とほぼ同じ値段ということは、「ずいぶんお値打ち」という感触なのです。
「安いのには何か理由があるに違いない!」と思ったけど、気になったので土曜日に内見してきました・・・見たら、ぜんぜん悪くない。気温40℃にも迫るうだるような暑さのなか、一歩室内に入ると、ひんやり涼しく、まるで鍾乳洞みたい。これは、ダブルブリック(二重レンガ)の断熱効果のおかげでしょう。
古い家ですが、そのおかげで天井はかなり高く(目測で2.6〜2.7m)、気分がいい。寝室は3部屋あって、収納こそあまり考慮されていないものの、どれも広々としていて、クイーンサイズベッドを入れても、まだ空間に余裕がある感じ。そのほか、台所とお風呂場と小さなサンルームがあって、洗濯場とトイレは家の一番奥にあり、そこから直接裏庭に出られます。典型的な昔風の造りです。
土地面積は450uという話ですので、おそらく幅13m×奥行35mでしょう。これは、シドニーの一戸建ての平均値(520u)よりはやや小さいですが、パラマタの市街地にある住宅は、皆だいたいこんなものです。とはいえ、奥行き35mのうち、前庭に6m、住居部分に13〜14mくらいしか使っていませんから、裏庭は15mまるまる残っていて、かなり広々した感じ。おまけに、東と北を向いてますから、ガーデニングにも良いし、子供ができたら裏庭で遊ばせられるし、家族が増えたら増築も十分可能なスペースがあります。裏庭部分に二階建てを建てれば、リバービューとはいかないまでもシティビュー(シドニー市街地の展望)が期待できそう。とにかく、ポテンシャルが大きいのです。夢が広がります。
で、そのお値段はというと・・・競争相手が現れるかもしれないので公表しませんが、私は今日にでも、44万ドル台前半でオファーを出そうと考えています(これは義理の姉に頼らず、自分の力でお金が借りられる限界額・・・詳しくはこちら)。先ほどお話ししたリバービューの2ベッドユニットが約34万ドルですので、それより10万ドルちょっと多目に出せば、同じエリアで土地付き一戸建てが手に入ると考えると、そう悪い話ではありません。というか、私は現時点で、リバービューユニットよりもこの一戸建ての方が欲しい気分なのです。
問題は、この一戸建ては古い家なので、賃貸に出しても高いレントはとれないことです。不動産セールスマンの話だと、このままの状態で賃貸に出しても週230〜240ドルしか取れないそうです。一方、リバービューのユニットはすごい絶景なので、最低でも週280ドル、うまくいけば300ドル行くかもしれない、という話です。
家の値段が高くて(つまりローンの利子負担も重くて)、しかも賃貸料が少ないのであれば、キャッシュフロー的には確かに「割に合わない」話ではあります。この物件を買ってモトをとるためには、今後値上がりしてくれないと話になりません。そこで、私は計算してみました。リバービューのユニットを買うのと、この一戸建てを買うのとでは、どちらがトクになるのか?
この一戸建てを賃貸に出した場合、リバービューユニットに比べて、年間で約7000ドル損することになります。つまり10年間で7万ドルです。但し、もしこの一戸建てがリバービューと比べて10年間で7万ドル以上値上がりしてくれれば、モトが取れることになります。
私の予想をいえば、リバービューのユニットは今後値上がりも値下がりもしないと思います。もともとユニットというものは、あまり値上がりしないものです。特にパラマタの市街地は最近新築ユニットがどんどん建ってますので、人々の目はどんどん新築に向い、そのぶん古いユニットの価格上昇は抑えられてしまいます。但し、素晴らしいビューがあるため、値下がりする可能性も低いだろうと思います。つまり、プラスマイナスゼロの予想。
一方、一戸建ての方は土地がある分、値上がりするチャンスが大きいとみます。とはいえ、今後5年間は不動産ブームの冷却期間になりますから、上がる可能性は少ないでしょう。ということは、6年後、7年後以降の値上がりに期待する♪というスタンスになるわけです。先ほどお話ししたように、この物件でモトをとるには1年で7000ドルの値上がりが必要ですから、仮に現時点で44万5千ドルで買ったとすれば、
10年後・・・51万5千ドル以上
15年後・・・55万ドル以上
20年後・・・58万5千ドル以上
で売れる必要があります。でも場所はいいし、住環境はいいし、建物の内容はいいし、15年、20年とホールドする覚悟でいれば、その間にうまく売り抜けられるチャンスはあるんじゃないかな?あともう一つ言えば、この家の価値を上げるための方法はいくらでもあります。私なら、古臭く見えるレンガの外観を明るい色でレンダリングして、浴室にトイレをつけてもう少し近代的にして、キッチンも全部換えて、屋内から直接アクセスできるカーポートもつけて・・・お金があればシティビューが見えるように二階部分を建て増してもいい。要は、いくらでも方法があるってことです。
最後に、オファー戦略についてお話しします。前回の家購入で、いろいろと痛い目にあったので、その教訓を生かして、今回はこの考えでいきたいと思います。
オファーは、絶対に期限付きで出す!
不動産屋の仕事は、できるだけ高い値段で成約することです。そのためには、多くの買い手に競争させることが一番良い方法です。
そう考えている相手に、オファーを出すとします。するとどうなるか?不動産屋はそのオファーを使って、他の買い手のオファーの値段を吊り上げようとします。例えば、「Mr.スズキは、55万8千ドルでオファー出したんですよ。それ以上の額を提示しないと、あなたのものになりませんよ」とくるわけです。
私は、そんな敵を利するようなことを自ら進んでしたくありません。そこで、私は競争を拒否する方策を考えました。それが、「期限つきオファー」です。どうするのかというと、「私のオファーは55万8千ドル。但し、明日の午後5時までに回答しないと、オファーを取り下げる!」と言うのです。
そこで不動産屋は、明日5時までに私のオファーを受け入れるか、拒否するかの二者選択を迫られるわけです。彼らはクリスマス前に一つでも多く成約したいわけですから、多くの場合、私のオファーを受け入れるよう、オーナーを説得してくれるはずです。
オファーは、ラストプライスで出す!
その際、提示するオファーは合理的な額でないといけません。つまり、「この線だったら、オーナーが譲歩してくれるかもしれない」、「オーナーが受け入れる可能性は五分五分か、40%くらいだろう」という額をうまく見きわめて、額を提示しましょう。その心は、「一旦提示した額は、それ以上絶対に上げない!」ことです。もし一旦譲歩したら、あとは不動産屋の思うツボです。値段を吊り上げるゲームに関しては、彼らが我々より一枚も二枚も上手なのですから、彼らの土俵で勝負しないことが肝要です。
オファーは不動産屋の代理人に直接出す!
家を内見するとき、我々と直接コンタクトするのは、多くの場合、下っ端のセールスマンです。ですが売買が成約したとき、コミッションを直接手にするのは、代理人(Registered
Agent)と呼ばれる、もう少しエライ人(多くの場合、店長)のはずです。バイヤーからのオファーをどう扱うか(競争させるか、受け入れるか)は、その人の一存で決まることが多いようです。であるならば、話は早い。下っ端なんかに連絡せず、直接、代理人に向けてオファーを出しましょう。
後日談・・・11月28日(日)、私は例のリバーサイドユニットにオファーを出しました。そしたら、翌日の月曜日(11/29)、不動産屋から電話がかかってきました。曰く、「あなたのオファーより高いオファーを出した人がいます。この物件を買いたければ、明日の5:00まで待ちますので、もう一度オファーしてください」とのこと。
彼はたぶん嘘ついていると思います。もっと競争を煽って、高い値をつけさせようという魂胆でしょう。
私としては、そのオファー以上の額を提示する気はさらさらないので、今日(11/30)、再度、同じ額のオファーを出します。もし(エージェントの言うことが嘘で)私が最高額を出していたとしたら、この物件は自動的に私のものになりますし、もし本当に他の客がもっと高い値段を出していたなら、潔く諦めます。さてどうなるか・・・次回に乞うご期待。
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