| 第二段階−エージェントにコンタクト
履歴書を書き終えたら、次のステップはエージェント(人材紹介会社)とコンタクトをとることです。もちろんエージェントを通さずに自分で新聞広告などで探しても良いわけですが、求職者からすればエージェントをいくら使ってもタダだから、(IT産業に関して言えば)日豪ともエージェントを使う人が多いようです。
日豪とも、ちゃんとしたエージェントなら先方の会社との連絡、履歴書の送付、面接のセッティングの他、履歴書の書き方のアドバイス、面接のアドバイス、スキルアセスメント(職務能力の客観評価)などをやってくれます。スキルアセスメントに関しては、オーストラリアのエージェントの方が細かいレベルまできちんとやってくれたような気がしますが、これは私がこれまでこの国で働いたことがないから当然なのでしょう。そして日豪ともに、単なる「履歴書の運び屋」のようなことしかやらない、質の低いエージェントにも時々出会います。
ただし、日本よりオーストラリアの方がより多くのエージェントとコンタクトするのが一般的のようです。実際、私がシドニーでの今回の就職活動でコンタクトしたエージェント数、面接したコンサルタント数は、三年前の東京での就職活動の約4〜8倍です(上表参照)。
これには日豪エージェントの転職に関する考え方の違いが反映していると思います。日本では、エージェントが一人の求職者の転職をとことんまで面倒を見ようとする、つまり専任になりたがる傾向が強く、逆にオーストラリアのエージェントは、そのような観念が比較的希薄なのだと思います。だから日本のエージェントは、「これでもかこれでもか」という位たくさんの面接をセッティングしてくれる反面、求職者が他のエージェントと掛け持ちで仕事探しをすることを嫌う傾向が強い。一方、オーストラリアでは、「この会社のこのポジションは俺たちの会社の案件だけど、あのポジションは別の会社の領域」といった棲み分けが結構進んでいて、一人の求職者がたくさんのエージェントを掛け持ちしてもオッケーということが多いのだと思います。
ではどちらが良いのか?フルタイムの仕事を持つ求職者にとっては、コンタクトすべきエージェントが少なくてすむ分、日本のシステムの方がラクかも知れませんね(実力のあるエージェントにめぐり合えればの話)。ちなみに私は今回の就職活動で、広いシドニーを東へ西へ、計11社のエージェントに足を運び、20代前半から50代まで、大勢のコンサルタントと話ができて、楽しかったです。エージェントといっても、シドニー・ハーバーを見下ろす超豪華なオフィスだったり、自宅を改装したSOHOだったりといろいろでした。
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