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「引越しで身体を壊した」・・・家の隅々から果てしなく出てくるモノ、モノ、モノの山。それを整理したり実家に運んだり友達に売ったりゴミを整理したり、といった作業に来る日も来る日も忙殺されて、ついに私も妻も身体を壊してしまいました。
私は仕事がら転勤が多いため、引越しはもちろん初めてではありません。でも今回の引越しの作業量はこれまでとはケタが違いました。何と言っても、今回は日本からオーストラリアというBig
Move。電圧が違うため電化製品のほとんどは売るか処分するかしかありません。 しかも引越し先(シドニー)の収納スペースはごく限られているため、キッチン用品、洗面用品、衣服や小物家電類は、@今回シドニーに持っていくもの、A実家に一時保管してもらって後日シドニーに持って行くもの、B実家に引き取ってもらうもの、C処分するもの、の四つに分類しなければなりませんでした。さらに、二年前に3LDKのマンションに引っ越してからというもの、スペースが広いのをいいことにガーデニング用品とか食器とか服とか本とかを手当たり次第に買い込み、それらを収納するためのラックとか本棚とかも相当買い込んだので、モノの量自体が半端じゃありませんでした(ラックとか本棚とかは分解したり組み立てたりする手間もかかるんですよね)。さらに床にワックスをかけたり壁紙や換気扇を掃除したり粗大ゴミを清掃センターに運んだり等の作業も加わったので、過労になるのは当たり前かもしれません。
もしかしたら、日本は引越しが世界一つらい国なのかもしれません。だいいち、モノの種類と量が半端じゃない。仮に世界各国の標準的な家庭から家の中のモノを一切合財持ち出して前の道路に出して、その量の多さを競うといういわゆる「モノ持ちコンテスト」をやったら、日本は(アメリカという強敵はいるにせよ)間違いなく世界の上位にランクされるでしょう。日本人は世界有数の「マテリアルピープル」なのに、その割には住宅事情と道路事情が極端に悪い。まず、道路が狭い。首都圏などでは2トン車がやっと通れるような路地に家があることが珍しくありません。したがって駐車・停車がこれまた一苦労(私などは2トン車で路地をバックしようとして隣の家の塀を擦り、そこのオヤジに叱られたこともあります)。その上、他の車の通行の邪魔にならないように超スピードで積み下ろしをしなければなりません。そして、家のスペースが狭い(特に首都圏)。ということはモノをコンパクトに整理したり、収納用品を分解したり組み立てたりという作業が多くなります。さらに都会の安普請のアパートなどではエレベーターもなく、階段や廊下や玄関が極端に狭かったりします。そんな所に3ドアの冷蔵庫とかピアノなどを入れたりするのだから大変。私の学生時代の引越しのアルバイトで、大型の冷蔵庫を持ち上げて5階まで運んだときは泣きそうになりました(5階もあるのならエレベーター位つけろ!)。
今回の引越しでさんざん懲りた私は、「オーストラリアではモノを買わずにシンプルライフを目指そう」と固く心に誓ったのでした。
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