【はじめに】(2001/10/9)
21世紀は大変な幕開けを迎えました。米国で起こったテロ事件、そしてアフガニスタンでの報復攻撃・・・今世紀においても、人類は相も変わらず互いを憎みあい、殺戮し合うのでしょうか?それとも、互いを理解し合い、愛し合う新たな関係を築くことができるのでしょうか?
光のなかに闇があり、闇のなかに光がある。私たちはみんな、絶望と希望の交錯する世界に住んでいます。今まさに大規模な戦火が交えられようとする今日、世の中に希望を持ち続けること自体難しいことかもしれません。でも世の中には、確かにいるのです。闇から光をつくり出そうと地道に努力する人間が、絶望から希望を紡ぎだそうと必死に奮闘する人間が・・・今だからこそ、そういう人たちを世界中から発掘して温かいエールを贈りたい。そして、彼らが最終的に「勝てる」ような21世紀にしていきたいと思うのです。
闇から光をつくり出す・・・これこそが21世紀にふさわしい人間の生き方だと思うのです。より具体的に言えば、人間社会のあるべき姿を明確にイメージしながら、過去の枠組みにこだわらず、大胆かつ果敢に試行錯誤を繰り返すことによって、これまでにない新しい価値を創造する、人間の尊い営みだと思うのです。
本企画「21世紀の歩き方」では、21世紀にふさわしい新たな価値の創造を大胆果敢に試みている事例を私なりの視点で選び出し、紹介していきます。一言断っておきますと、これは所謂「成功物語」の紹介ではありません。むしろ、成功するかどうかは現時点では全く未知数。でも、努力奮闘する人々の姿それ自体に心から共感を持てるような事例を中心に紹介していきます。
なお、私自身の興味分野の関係で、紹介する事例が「産業」や「技術」に偏ってしまうこと、また紹介する地域が日本とオーストラリアに偏ってしまうことを予めご了承ください。また、「こういう事例を紹介して欲しい」という要望などございましたら、メール、掲示板等を通じてお気軽に管理人までお知らせください。気が向けば随時紹介していきたいと思います。